インクジェットプリンターのインクの種類について。

【回答】
インクには、水性と油性の2種類があります。
マジックに油性と水性がある様に、それと同じで、
現在販売されているプリンタで最も多く用いられている
インクは水溶性インクで、着色剤として染料又は
顔料が用いられています。

※各インクの特徴は
●発色が良く画質に優れているのが染料インク
●にじまず耐水・耐光性に優れているのが顔料インク

染料と顔料インクの主な違いは以上の点です。
染料系インクは、染料 ( 着色剤 ) が溶媒に溶けているため、
インクが用紙に染み込こんで発色します。
インクを重ねることによりで、細かな色合いを表現できるので、
高画質な写真印刷などに向いていますが、色が安定するまでに
時間がかかる事や、耐水性や耐光性にやや欠けるのが欠点です。

顔料系インクは細かい粉 ( 粒子の着色剤 )を水に溶いたもので染料が
塊の状態で溶媒に分散しているためにじみ難く、乾きも早く、
耐水性や耐光性にも優れています。しかし、プリンターヘッドノズルの
目詰まりなどを多少起こしやすいという欠点もあり、発色性は染料より
やや劣ります。

現在のプリンター主流は染料系インクで、文字をくっきりと印刷する為に、
カラーインクは染料系、黒インクのみ顔料系というプリンターも販売されています。

キヤノンはなどPIXUSの「Sシリーズ」は顔料系の黒インクを採用、
カラーは染料インクです。
又、顔料系の黒インクに加え、全てのインクが顔料系の
「Wシリーズ」や「12又は8Colorsモデル」も販売しています。
※W8400を除く

ヒューレット・パッカードはすべての製品で顔料系の黒インク、
エプソンはすべてのインクが顔料系のMAXARTシリーズ、
PXシリーズを採用しています。

※【PX】と付く製品には、エプソン独自開発の顔料インクが搭載されています。

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