顔料インクと染料インクの違いについて

【回答】
インクジェットプリンターのインクは水性染料タイプ、
水性顔料タイプの二種類あり
それぞれ特徴が
異なります。

まず染料タイプのインクは溶媒※1の自体に色をつけ、色その物を
用紙・ロール紙の表面に染み込ませる事によって発色します。
※1、溶質を溶かすのに用いる液体

染料インク
インク自体が用紙に染みこみ色をつける為、発色は優れていますが、
インクの色がついた溶媒自体が水溶性の為、水に溶け易い性質があります。

溶媒が水に溶け易い為、染料タイプのインクは水に濡れると
インクが水に溶け、にじみ易いので耐水性は期待出来ません。

対して顔料タイプは、水溶性の溶媒の中に小さなインクの色の粒を
溶かしたインクとなっています。
顔料インク
顔料インクは溶媒と共に用紙・ロール紙の表面についた後、溶媒だけが乾き
インクの粒だけが用紙の表面に定着する為、耐水・耐光性に優れています。
※インクが粒子状の為、インクによっては発色は染料タイプよりやや劣る事もあります。

 以上の様にプリンターのインクはそれぞれ特徴があり、例えば
染料系タイプのインクは光沢紙などで出力すると色の再現力が優れ、
鮮やかなフォト画像を印刷する事が可能です。

また、顔料インクタイプでは耐水紙に出力した物は耐水性があり水に濡れても
インクが滲んだり用紙が破れたりする事はありません。

当社のロール紙は全ての染料系、顔料系どちらのタイプを採用した
プリンターでもご使用いただけます。

また、水に強い耐水紙(合成紙)も同様に染料タイプ、顔料タイプ、
どちらのインクを採用したプリンターでご使用でき、水に濡れても破れる事は
ない丈夫なロール紙ですが耐水紙(合成紙)を屋外で使用し、なお且つ雨など
水に濡れる可能性がある場合は顔料系のインクをご使用下さい。

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